現在選択中のカテゴリ よくある質問<杖の使用について>
回答一覧
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- Q1. 手術をして杖をつかわなくて済むにはどうしたら良いのでしょうか?
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A1. この問題は医師すなわち担当する手術医に聞いて頂きたいと思いますが
当院へ来院されている患者さんからの聞き取りを基にお話しします。
@手術する時期が遅すぎたからとの説明
1、脚長差が4p以上あった
2、筋力の低下が著しく、左右の太ももの周径に大きな差がある
3、激しい腰痛がある
4、膝の完全伸展が出来ず、また痛みが激しい
5、足関節の背屈制限が著しい(足首が曲がらない)
A股関節疾患による腰痛にはどんなものがあるのですか?
※この質問とは少し離れますが当院へ来院されている患者さんにお聞きしましたら
来院患者の20〜30%程度の人は痛みの初期には腰痛での治療や膝痛での治療を受けて股関節疾患の発見が遅れた患者さんが相当数いらっしゃるようです。
腰痛・膝痛がある場合は股関節も診察して頂くようお薦めしております。
疾患名としまして
@脊柱管狭窄症
A椎間板症(ヘルニアなど)
Bすべり症
C俗名としてのぎっくり腰(股関節が弱い方は往々にして若年のうちからぎっくり腰を発症する人が多いように思われます)などがみられます
D座骨神経痛様の痛みや臀部痛(腰部に痛みを発症する人は意外に少ないように思われます。〉
そこで私が提言したいのは、病名や症状さらに発生の原因が異なるのですから、おのずと腰痛の各疾患名に応じた治療法が必要となります。
ところが、現在腰痛と言えば同じ治療法を行っており、誠に残念としか言いようがありません。
患者さんには、疾患に応じた治療法を実践しているリハビリ機関を選ぶ事をおすすめいたします。
股関節疾患や膝疾患によって引き起こされる腰痛の具体的な治療法は別紙でお話致します。
杖については、患者さんの筋力やアライメント、関節可動域により、どちらの手に持つ方がよいか決まると思います。
(理論上では決まっておりますが)
杖に関しましては、ご自身の通院中の病院での指導を受けていただいた上での購入をおすすめいたします。
勝手にご自身が販売店(百貨店など)で購入されました場合、逆効果となりうる場合もございますのでご注意ください。
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- Q2. 手術を受けたのに日常生活で杖をつかなければならないのはどうしてですか?
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A2. @手術はどうでしたか?
1、医師の熟練度や経験によってかなり差があるようです。
手術前のお話で、手術後も杖をつく必要があると言われておりませんでしたか?
2、手術方法の選び方
3、入院期間のリハビリ方法
A手術を受ける旬を逃していませんか?
1、関節内の骨破壊の状態
2、筋や連動する関節の機能の状態
3、骨格全体並びに全身の筋力や歩行。さらに姿勢といったアライメントの状態
Bリハビリはどうでしたか?
1、手術前の全体調整。さらに手術における準備の為のリハビリは行っていましたか?
2、入院期間中のリハビリは満足できるものでしたか?
3、退院後のリハビリは行っていましたか?
などが考えられます
Cその他としては
1、担当医師との手術法などの説明は どうでしたか?
2、各個人に合ったリハビリを受けられましたか?
などが原因と考えられます。
私共は患者さんの上記のような訴えに対し、私見をお話しするとともに、少しでも上記の症状が(杖をつく)解消できるようにご指導いたしております。