最近、当院のゆうきプログラムを習得したと称し、8の字ゆらしや関節腔拡大法の技術を安易に施術され、症状が悪化したとのご相談を多数受けております。
講座受講者にはこの技術を周知徹底していますが、講座をも受講していない方が勝手に集客のため使っている場合が多いようです。
痛みが増幅、更に可動域が狭くなりその結果、関節手術を余儀なくされたとのお問合せや訴えが多数あります。
一見簡単に見える8の字ゆらしなので、マネをしやすい技術ですが、8の字ゆらしは姿勢による3パターン、可動域制限における4パターン、痛みの種類における2パターン、最大可動域と最長可動域における2パターンなど、どの8の字を用いるか、更に回数・角度といった様々な約束事があります。
むやみやたらに模倣されている方には憤りを感じます。
模倣されている方も是非正しい技術を学んで頂き、集客のためではなく患者さんのために正しい施術を行って頂きたいのが、ゆうき指圧の考え方です。
どうしてそのようなことをされるのですか?とお聞きすると効果的で自分でできる治療法を導入したいと考えたから、
ご自分の治療技術に限界を感じ何とか集客したいからだとお聞きします。
是非患者さんのためにも、このような安易な模倣はやめて下さい。
ゆうき関節8の字ゆらし
ゆうき指圧からの警告とご注意
膝関節8の字ゆらし・股関節の8の字ゆらし
●8の字ゆらしとは(ゆうき関節8の字ゆらし)
現在までの治療においては、骨・軟骨・骨格の調整・筋力強化というものをターゲットとし、治療を行うのが常識でしたが、上記の治療法では限界があり、膝関節手術・股関節手術を避けたいという方にはあまり効果が望めませんでした。そこで私共は何とか膝関節手術の回避や股間節手術の回避を可能に出来ないかと考え、様々な研究を重ねてまいりました。その結果、今まで治療対象とはなっていなかった各関節における靭帯・関節包の治療を行ってはと考え、現在まで試行錯誤を重ね、やっと現在のような8の字ゆらしを創り上げました。
この調整法(8の字ゆらし)を模索・研究し35年の間、未だ道半ばと考えますが、さらに効果的な8の字ゆらしができないかと日々研究いたしております。
●8の字ゆらしの特徴とは
@安全・簡単・即効的な効果を望める
Aご自分でご自宅で一人で行え、運動法は無痛である
B世界で初めての靭帯・関節包の調整法
C8の字ゆらしは可動域拡大により軟骨の保護・靭帯関節包の保護・筋力を復活させる。
D8の字ゆらしは通院回数を少なくし、手術を回避できたとの多数の報告があります。
この8の字ゆらしは
@動きとしては3パターンがあります
A関節可動域の範囲に応じて2パターン
B関節のこわばりにおいての2パターン
C各連動する関節の8の字ゆらし
D各関節の角度において回数の設定
E当院の治療において8の字ゆらしは、各人の施術中(運動法の録画・録音さらにオンリーワン治療を行っています。
F患者さんは日本国内のみならず、世界各国より来院されます
現在は、ゆうき膝・股関節みらい研究所の発表では、頭部を除いてほぼ全身の関節における8の字ゆらしを考案し、皆様に喜んで頂いています。
※各患者さんにおける8の字ゆらしの運動法は具体的に指導を行い、逆効果のないように十分説明し、ご自宅で運動して頂けます。
症状の改善はもとより、症状の悪化がないように十分指導・説明をしています。
膝を曲げての8の字ゆらし 膝関節治療の一例
腰の8の字ゆらし 股関節治療の一例
足首の8の字ゆらし 膝関節治療・股関節治療の一例
●8の字ゆらしとは?第一に靭帯・関節包調整はその名のとおり、じん帯(関節の骨と骨とを結ぶ線維状の組織)をほぐし、関節の可動域を高めることにあります。
第二に、運動の方法は「関節を中心にして8の字を描く」というもので、一見簡単に思われますが、実際手術を避けたい患者さんにおきましては、様々な組合せと注意事項を守っていただいています。その結果、94%といった高い効果の手術を延期・回避といった目標を達成しています。
この8の字ゆらいは、荷重点調整法や筋力間バランス法といった運動のような派手さはありませんが、効果は非常に高いものがあります。
●8の字ゆらしはどの関節に使えますか?膝関節はもちろん、股関節や腰椎や肩関節など、すべての関節に適用できる運動であることです。筋肉と違って、じん帯は部位によって働きや構造に大きな違いはありません。ですから、どの関節においても8の字の運動によって、じん帯・関節包などに効果的な刺激を伝えることができます。
●関節の痛みの原因はご存知ですか?@軟骨の摩耗により、軟骨粉が関節包の内部にある滑膜に付着し、滑膜炎を起こす
A軟骨が減り、骨の変形による痛み
B軟骨の摩耗や減少・骨の変形により、靭帯・関節包の負担が増加するため
C靭帯・関節包に過大な負担がかかるために筋肉が拘縮し、重だるい痛みといったものが発生する。
D長年の関節組織への多大な負荷により、侵害受容器が原因によるもの
E一関節の痛みや可動域の異常により、他の関節への負荷が増大しての痛み
上記のような事が考えられます。
●8の字ゆらしの必要性
じん帯をほぐして柔軟にすることが、なぜ、関節痛の改善につながるのか、説明していきましょう。
じん帯は骨と骨とをつないでいるコラーゲン線維の束です。関節の補強、動きの安定や制御にはなくてはならない役割を担っています。骨の変形などの障害で関節の動きが悪くなると、関節を支えている周囲の筋肉が硬くなってくるのと同様に、程度の差こそあれじん帯・関節包も硬くなって働きが悪くなってきます。
私は以前より「ゆうきプログラム」でひざ痛や股関節痛を持つ患者さんの治療に取り組みながら、ある疑問を感じていました。筋力を鍛えてその働きを高めると、確かにひざや股関節の痛みは軽くなっていきます。ただし、患者さんによって改善の速度が異なるのです。
●治療効果に差があるのは?なぜ?
これはどうしてだろうと、あれこれ調べているうちに思い当ったのがじん帯・関節包でした。
筋肉が緊張していれば、それに結びつくじん帯・関節包も当然緊張しているはず。筋肉をほぐして柔らかくしても治りが遅いのは、こわばったじん帯・関節包をそのままにしているからではないかと思ったのです。
関節の可動域が狭いと、同じ部位(荷重点)ばかりに体重をかけることになります。
可動域域の拡大は、動作における荷重点の効率的な分散を図り、関節軟骨の摩耗を少なくすることや、じん帯・関節包に対する負担の軽減を可能にします。
たとえば、ひざ関節の人工関節置換手術をした人の回復が長引いたり、脱臼しやすくなったりするのも、手術で一部のじん帯・関節包を切除していることが大きく影響していると考えられます。
それだけじん帯・関節包というのは、関節の動きに深くかかわっているのに対し、これまでの運動療法では、靭帯・関節包にはまったくといっていいほど関心が向けられていませんでした。
最近の手術法では、靭帯・関節包はできるだけ温存するようになりました。
スタッフの協力も仰いで、文献やインターネットなどでもつぶさに調べましたが、じん帯・関節包の調整のためのトレーニングというのはほとんどありませんし、これでいいのかなという疑問をもつものばかりでした。
その理由の一つとしては、じん帯が体の奥深くにあり、しかも小さいために、刺激が伝わりにくいという点があると思われます。
確かに、治療家として何千、何万もの患者さんと接してきた私から見ても、それは難しいことに違いはありません。でも、何か方法はあるはずです。靭帯・関節包を選択的にほぐし、強化できる運動はないかと模索していたところ、意外なところにヒントが見つかりました。
●8の字ゆらしを発見した由来
それは、子供の工作を手伝っていた時に、
打ち間違えた釘を抜こうとして、引っ張ったり回したりしましたが容易に抜けません。ところが、たまたま釘の頭を持って8の字に回してみたところ、簡単に抜けたことを思い出したのです。
「そうか!」と、私はひざをたたきました。
「8」という形の動きは直線や円運動と違って、あらゆる方向にまんべんなく力が向かいます。まさに「∞(無限)」そのものなのです。釘が簡単に抜けたのも、8の字の動きにより刺さっていた箇所の周囲が早くほぐれたからに違いありません。
釘を骨、刺さっている箇所を関節と想定すれば、じん帯をほぐす運動に応用できるのではないか。そう考えて開発したのが8の字ゆらし、すなわち靭帯・関節包の調整法でした。
靭帯・関節包の調整法をひざ痛・股関節痛の患者さんに必ず行っていただくようになったのは15年ほど前からですが、最初のころは自分でもびっくりしました。
運動が終わった直後に、患者さんのひざの屈伸、つまり、ひざ関節の可動域が大きく拡大したのです。
もちろん、これは一時的なもので、まもなく元に戻りますが、刺激が確実にじん帯等に伝わっていることは間違いありません。そこでさまざまな改良を加えた現在の、靭帯・関節包調整を継続的に行っていただくことにより、一時的だった効果だったものが恒常的なものへと変化されてきました。
実際、その後は「ゆうきプログラム」に取り入れて、多くのひざ痛・股関節痛・腰痛の患者さんに実践していただいたところ、関節の可動域において、80%強くらいだった改善率が、程度の差こそあれ97〜98%にまで飛躍的に伸びました。今では「ゆうきプログラム」には欠かせない主力の運動となっており、肩関節・その他の関節においても使えるように研究しました。
効果は関節腔へも波及
また、これは最近わかってきたことですが、靭帯・関節包調整はじん帯だけでなく、関節包(関節を包み込んでいる線維状の膜)の緊張をほぐす効果もあるようです。
関節の痛みは関節腔(関節の骨と骨の間の空間)の内圧が上昇することも一因と考えられます。その関節腔を包んでいる関節包の柔軟性を高めれば内圧も必然的に下がり、それだけ痛みも軽くなってくるわけです。
靭帯・関節包調整は、基本的に「ゆうきプログラム」の一環として変形性膝関節症や変形性股関節症の痛みの改善に効果がありますが、手術をする場合においても術前・術後のリハビリにかなり有効といえます。
また、ほかの関節痛の緩和や高齢者の転倒防止、スポーツのケガ防止やパフォーマンスの向上にもじゅうぶん効果が期待されます。
運動方法は著書に紹介してありますので、ぜひ試してみてください。
尚、8の字ゆらしにおきましては、関節痛や変形の程度により33種類ほどのパターンがあります。
手術をしたくない人・手術が決まっている人・手術後のケア及び手術後の手術足のケアや再手術及び他の関節の手術を避ける為にもぜひご相談下さい。
法律上許可なくプログラムの無断転写、複写を禁ずる。
膝・股関節痛から派生する肩関節痛の8の字ゆらし
●8の字ゆらし●
=肩こり時の、首の8の字=
安定した椅子やベットに座ります。
右手で左肩の筋肉(僧帽筋)、左手で右肩の筋肉をわしづかみにし、ゆっくりと出来るだけ大きく首をいろんな方向
に30秒間動かします。(動きがよくなれば8の字に動かしてください)
1日2セット程度行ないます。
効果
首・肩こりを軽減し・可動域の拡大が可能
注意事項
※軽いめまいやふらつきが生じやすいため、必ず安定した椅子や床に座った状態で行なって下さい。
※首に痛みが生じた場合は、すぐに中止して下さい。
※僧帽筋を強くわしづかみする事により、頚椎ヘルニアや寝違えの危険性を少なくします。
※痛みが生じたらすぐに中止して下さい。
=ひざ痛・股関節痛を緩和する足底の8の字=
安定した椅子に座り、左右の足をそろえ、つま先は床に固定します。つま先は固定したまま、かかとを上下させひざで8の字を描くように動かします。
「い」「逆い」2パターンを1日2セットずつ行います。
膝・股関節痛から派生する足底での8の字ゆらし
足指の8の字
追加説明:関節のすべりをよくし、健康増進のための8の字ゆらし
8の字ゆらし関滑(かんかつ)治療について
関節とは、ふたつの骨が靭帯・関節包により、しっかりとつながり、互いの骨の軟骨の先端部分が滑りあって、さまざまな動作を行うことが可能となる大切な部分です。
そこで一度考えて頂きたいのは、
「関節がつながる」とはどのような組織でつながるのでしょうか?
一般的には、筋肉と思われがちですが、一番大きな役割を果たしているのが「じん帯・関節包」です。
軟骨が加齢やその他の原因により摩耗した際、最も負荷を受けるのが「じん帯・関節包」であり、筋肉ではないということを十分理解してください。
ゆえに、軟骨がすり減った場合には関節を守るために、緊張や収縮している「じん帯・関節包」の機能を活性化する事が必要です。そこで私どもは「じん帯・関節包の8の字ゆらし」をお勧めいたしています。
上記の8の字ゆらし関滑治療とは、関節の可動域の拡大や痛みの緩和において現在まで数万人の方々に実践して頂き、高い評価をえています。
●身体が硬い子供たちのための8の字ゆらし
この8の字ゆらし関滑療法を行うことにより若年層の方には、様々なストレッチでも効果を実感できなかった身体を柔軟にするための効果が望めます。子供の場合や健康な方にの8の字ゆらし運動法としては、
@最大可動域から一握り程度の一で8の字
A8の字は「い」「逆い」の間隔で行う
B通常治療に用いる8の字とは異なり長年の経験上、「Z」はあまり行わないでください。
C回数につきましては、1回「い」10回・「逆い」を10回1日3回軽くゆっくり長座で行ってみてください。ただし先天性の関s津疾患をお持ちの方は医師に相談することはもちろん、痛みや違和感が発生した場合はすぐ中止してください。
一方中高年(40歳以上)の方には軟骨の減少により可動域の低下・さらに動作におけるスムーズ性を失った関節をよみがえらせる効果があると喜んで頂いています。
是非一度お試しください。
8の字ゆらし関滑治療の実際
@各関節のじん帯・関節包への緊張をやわらげさらに除圧を可能にすることにより、軟骨の減少を防ぐ効果があります
A各関節の安定・固定を図ることにより、症状や病状の進行を防ぐ効果があります
B各関節の調整を行うことにより、様々な関節疾患などを未然に防ぐことができます。
上記の3点が8の字ゆらし関滑療法の大きな効果と言われてます。
これを行うために、前提治療としまして、脚長差や骨盤の調整・上下関節や筋力間バランスの調整を行って頂いた後、8の字ゆらし関滑治療を行って頂くと高い効果が実感できます。
からだ全体における8の字ゆらしの有効利用
ゆうきプログラムの中の8の字ゆらしは多岐にわたり効果が実証されています。
当院では、その方の症状に応じた8の字ゆらしの指導を行っております。
●頭痛・頸痛
●四十肩・五十肩
●猫背・側弯
●肩甲骨周囲炎
●腰痛
●仙腸関節痛
●膝・股関節痛
●足関節痛
●O脚・X脚
上記の整形外科的疾患意外にも、尿漏れ・便秘・生理痛・おなかのたるみ・足のむくみなどの疾患に対して、有効な方法がありますので、ぜひご相談下さい。
8の字ゆらし関滑(かんかつ)療法の実例
ゆうきプログラム(学術名:PSTR療法)とは
「治療の主体はあなたであり、あなたの参加しない治療はあり得ない」
私共は上記の事柄を基本理念の1つと考えます。
その結果、私共の「ゆうきプログラム(学術名:PSTRエクササイズ)」が、2015年世界変形性関節症会議(本部米国シアトル)
にて有効性が高い可能性があると評価され、世界の医学会から注目されるまでになりました。
※世界変形性関節症会議とは、世界の大多数の整形外科医や国家機関が参加設立されており、変形性疾患においては、世界最高峰の組織である。
変形性股関節症や変形性ひざ関節症などの疾患は、先天的な構造および日常の動作による後天的な原因による、関節に偏った負担をかけます。
そのため、関節の動きをよくする軟骨が減少し、骨と骨とを結んでいるじん帯・関節包に大きなダメージを与えます。
このじん帯・関節包に大きなダメージが加わると筋肉の働きが弱まり、骨格全体の変異(ゆがみ)をもたらします。
そこで私は、人間の体における筋肉が正常に働くにためには、その根本となるじん帯・関節包の治療が必要ではないかと考えました。
ゆうきプログラムとは、じん帯・関節包の働きを調整し、よりよい動作を自分で行えるように創作したプログラムです。
実際のゆうきプログラムの治療におきましては
1・治療には痛みがあってはならない。無痛でこそ効果的な治療が行える。
2・ゆうき指圧(大阪)は「ご自宅で・ご自分で行える治療法」として、日本初のエビデンスの備わったホームエクササイズを開発しました。
3・ゆうきプログラムは医師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、針灸、柔整師及び薬剤師、看護師、介護士等の協力により創り上げました。
4・運動療法において最も難しいとされる継続率を高める為、治療中の撮影や録音、さらにあなただけのプログラムを小冊子にするなどを行い、高い継続率を可能にしました。また、継続率を高める決め手として効果がその場で実感できる治療を開発し、皆様に納得して頂きながら夢の懸け橋となるようなプログラムを開発しました。
法律上許可なくプログラムの無断転写、複写を禁ずる。
各関節の8の字ゆらしの紹介
・足指の8の字ゆらし
冷え性や足指の筋肉の強化など
・足首の8の字ゆらし
体の柔軟性を高め、腰痛・肩こりなどを緩和
・足部(足根骨)の8の字ゆらし
偏平足や横足の調整
・膝関節の8の字ゆらし
ひざ痛をやわらげ、曲げ伸ばしを楽にし、正座を可能にする
・股関節の8の字ゆらし
股関節痛をやわらげ、関節可動域の拡大
・骨盤の8の字ゆらし
仙腸関節や腰仙関節の調整により腰痛などを改善
・腰の8の字ゆらし
腰痛を緩和し、動きをスムーズにする
・脊椎の8の字ゆらし
胸部や腰部の痛みの緩和及び可動域の拡大
・肩の8の字ゆらし
四十肩・五十肩の治療
・頸椎の8の字ゆらし
首・肩こりをやわらげる
・顎関節や舌の8の字ゆらし
咀嚼や嚥下をスムーズにする
・ひじ・手首の8の字ゆらし
痛みの緩和と動きの拡大
・眼球の8の字ゆらし
目の疲れなどを改善する