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股関節専門治療として(手術をしたくない人の)

股関節専門治療として(手術をしたくない人の)


変形性股関節症は自分で治せる!

ゆうき指圧は、40年前に日本で唯一のひざ・股関節専門治療院として、大阪で開業しました。
当院に来られる患者さんがよく口にするのは、「絶対に手術は避けたい」または「股関節の手術を避けるためにできることは何ですか?」といった言葉です。
そこで、私どもは手術をしたくない」という方々の願いに添うよう研究と努力を重ね、独自の保存療法「ゆうきプログラム」を考案・開発しました。

股関節痛においては、開院以来、約3万人弱の患者さんを治療してきました。その結果、「股関節が四六時中痛むわけではない」「楽なときもある」という場合は、痛みの原因は骨ではなく、じん帯、関節包および腰痛・仙腸関節痛であると考え、適切な治療とともに「ゆうきプログラム」を実践していただくことで、多くの方が手術を延期・回避できています。「ゆうきプログラム」の有効性は、世界変形性関節症会議でも高い評価をいただきましたこちらを参照

股関節の痛みは通院治療だけでなく、自宅治療として「ゆうきプログラム」を行っていただくことで、より高い改善効果が期待できます。みなさんもご自身が名医となって、ご自宅で「ゆうきプログラム」を始めてみませんか?

●「ゆうきプログラム」の入手方法
@大阪治療院
A出張治療(東京・名古屋・福岡)
Bご自宅にいながら入手可能な「通信治療(オンライン治療)」



このような方々が来院しています

⚫︎手術は避けたい!絶対に手術はしたくない!という強い意志をお持ちの方
⚫︎日常生活において股関節痛で困っている会社員や主婦の方
⚫︎職業柄(僧侶・教員・幼児教育者・介護職・運送業など)、股関節に痛みや不安をお持ちの方
⚫︎ヨガ・ダンス・フラダンス・フラメンコ・エアロビ・社交ダンス・クラシックバレエ・モダンダンスなどを研鑽されている方
⚫︎日本伝統文化伝承者(舞踊家・邦楽関係者・華道家・茶道家など)


84%の方は手術を延期もしくは回避できる

当院では以下の判断基準をもとに、手術の必要性についてお話しさせていただいています。現在のところ、当院の患者さんの84%が、当分の間は手術が延ばせるのではないかという結論に達しています。

=股関節の手術を考えるべき判断基準=
・左右の脚長差が4p以上ある方
・太ももの周径に4p以上の左右差がある方
・立った状態で、ひざが17p以上上がらない方(17pは一般的な階段の高さです)
・足が肩幅より広く開かない方
・正座した状態で、お辞儀ができない方
・下に落ちた物が拾えない方
・杖をついても連続して10分以上歩けない方
・痛み止めを服用しても痛みが取れない方
・腰痛が以前よりも激しくなった方


⚫︎当院の治療は当院単独ではなく、股関節専門の医師と連携して行っています。上記の症状がある方で、当院の保存療法を行っても改善しない場合は、専門の医師を紹介しているのでご安心ください。
⚫︎なかには、どうしても手術ができない方もいらっしゃいます。
・病気により手術ができない方
・様々なお考え、また事情により手術ができない方、など。
そのような方には、できるだけ手術の延期あわよくば回避をめざし、患者・医師・当院の三位一体による治療で患者さんのご希望に添えるよう努力いたします。

股関節治療・べからず11ヶ条

病院で手術と言われた方や、各種治療院で股関節治療を受ける際、注意していただきたい「べからず11か条」をお伝えします。

@脚長差や骨盤調整を考えていない治療は受けるべからず

A「股関節の軟骨が減っている」という言葉に惑わされるべからず
軟骨がなくても日常生活に支障がない方は多数いらっしゃいます。

Bむやみにもんだり、圧迫や温熱治療を受けるべからず

C股関節の痛みや腫れ、水腫の原因を考えない治療は受けるべからず

D患者からの質問を受け付けない一方的な治療は受けるべからず

E「どんな疾患でも治せる!」という治療家は信頼するべからず
股関節治療は難しい治療です。関節の専門的な知識を持った治療家の施術を受けてください。

F「手術しか方法がない」という医師の治療は受けるべからず
当院では手術を延期・回避できている方が多数いらっしゃいます。

G股関節に体重をかけたり支点にしたり、衝撃、ひねりを与える運動は行うべからず足の横上げ、もしくは仰向けに寝て足を上げる動きは軟骨にダメージを与えます。絶対にしないでください。

H大腿四頭筋はむやみに強化するべからず

I股関節の筋力強化やストレッチはむやみに行うべからず

J無理にきれいな歩き方をするべからず

損傷をかばったり修復を早くするために、我々は動作や姿勢を無意識のうちに調整しています。そのため、無理にきれいな姿勢で歩くことは悪影響になります。

早めの治療が大切!変形性股関節症のチェックリスト

変形性膝関節症・変形性股関節症・脊柱管狭窄症は進行性の病気です。
湿布や痛み止めの治療だけでは治りませんし、そのままでは進行してしまいます。
悪化したり手術が必要になったりすることを防ぐためには、できるだけ早く痛みの兆候に気づき、対処することが大切です。

★変形性股関節症のチェックリスト★
<姿勢と動作>
@前かがみもしくは極度にハト胸のような姿勢で歩いていませんか
Aひざを軽く曲げ、お尻を突き出して歩いていませんか
B左右へ体を振ったり、足をぶんぶん回すような歩き方をしていませんか
C歩行中、足指が異常に内側や外側に向いていませんか
D歩くとき、どちらかの脚が長いと感じることはありませんか
E階段を上り下りするとき、左右に体を振っていませんか
FひざがO脚またはX脚と言われたことはありませんか
G歩行中、ひざがガクガクしませんか
H歩行中、急にひざや股関節を曲げたり伸ばしたりできなくなることはありませんか

<筋肉・靭帯>
@太もも前面の筋肉が痩せていませんか
Aひざ裏から太ももにかけての筋肉が常に緊張していませんか
B小指の付け根や足裏の外側にタコができていたり、固くなったりしていませんか
Cひざを動かすたびにギューとかグキグキといった音はしませんか
D足が重くて上げにくいと感じることはありませんか
Eつまずきやすく、ひざや足首が上がっていない感じはありませんか
Fひざを上げにくくありませんか
G爪切りや靴下を履くのが困難ではありませんか
H足裏をきっちり着いて歩いてますか
Iひざの膝蓋骨(お皿)の上下?7cmくらいの場所が常に凝っていませんか
Jひざが完全に伸びますか
K片方のふくらはぎが異常に発達していませんか
L左右のヒップラインは同じ高さですか
M左右のお尻の盛り上がりに差はありませんか
N左右の太ももの太さに差はありませんか
O足は開きますか?

<痛みやだるさ>
@鼠径部に痛みやだるさはありませんか
A股関節の上部の筋肉に痛みはありませんか
B大転子(太ももの外側にある出っ張った骨)の周囲に痛みやだるさはありませんか
Cお尻のえくぼあたりに痛みはありませんか
D足の付け根の内側に痛みや張りを感じませんか
E太もも前面の筋肉に痛みや突っ張りを感じませんか
F太ももの外側の筋肉に痛みや突っ張りを感じませんか
Gひざの膝蓋骨(お皿)の上下に痛みはありませんか
H寝返りをする際、股関節周囲に痛みはありませんか

以上の項目の内3つ以上思い当たる方は、すぐに股関節の専門医または股関節の専門機関を受診してください。早期発見・早期治療が早期回復につながります。
ゆうき指圧(大阪)では、医師の診断書に基づき治療を行っています。なお、症状が重い方には、専門の医師を紹介させていただきます。

その痛み…原因は股関節だけ?

股関節に違和感をお持ちのあなた、
足首・ひざ・腰に違和感はありませんか?
股関節が痛くても、実際には股関節だけが悪いとは限りません。

股関節に疾患のある方で、腰が悪い方は約80%
股関節に疾患のある方で、ひざが悪い方は約40%

このデータからもわかるように、実際に痛むのは股関節でも他の部位の疾患が原因になっていたり、股関節をかばって他の部位まで痛めたりしている方が多数いらっしゃいます。
また、股関節の痛みは一旦はよくなっても、他の関節が悪いと再び痛くなる確率が高く、症状もより複雑になる可能性が高いと考えられます。

股関節の治療は、股関節だけではなく腰やひざもトータルで行うことが重要なのです。

当院では、まず左右の足の長さを揃え、上半身と下半身をつなぐ骨盤を整えてから、股関節に焦点を当てた治療を行います。
つまり、全身のバランス調整と股関節の治療の両方が必要と考えています。

治療を受ける際は、股関節だけででなく腰やひざも併せて診てもらえる治療院をお選びください。

あなたの股関節の症状はどの段階?

変形性股関節症は進行する病気です。
初期 → 進行期 → 末期 と進行し、それぞれの段階に応じた症状が現れます。

初期
<主な症状>
・何となく痛む・少し痛む(休むと消える程度)
・疲れやすい(同じ行動をしても他の人より下肢全体が疲れやすい)
・股関節の動きが少し悪い(歩幅が狭くなったり、ひざが上がりにくい)
・長時間の歩行や運動後などに重だるさや痛みを感じる      
・歩き始め、階段の昇降時に軽い痛みを感じる
・股関節からポキポキと音がする
・長期間ひざ痛や腰痛の治療を受けているが一向によくならない
      
<痛む場所>
お尻、太もも(股関節の外側)、鼠経部
ひざの上部のこわばり

<一般的な治療の一例>
減量、痛み止め(薬物療法)など

<対応する「ゆうきプログラム」の一例>
活動前エクササイズ・・・・・・・ゆうき基本体操 4体操 
活動後・就寝前エクササイズ・・・ひざ・股関節・腰・足関節の8の字ゆらし

進行期
<主な症状>
・慢性的な痛みが続く、関節が動きにくい
・歩行に支障をきたしている(歩行痛が取れない)
・しゃがみこみが困難
・股関節の動く範囲が狭くなっている
・関節屈伸時の痛み
・脚長差が目立ってきた
・足裏にタコができている
・痛む方のお尻や太ももが反対側に比べると細くなってきた
・周りの人から歩き方がおかしいと言われる
・股関節からポキポキ・グキグキといった音がする

<痛む場所>
鼠経部、股関節の外側、お尻から太ももにかけて

<一般的な治療の一例>
軽い筋力運動、痛み止め(薬物療法)、温熱療法など

<対応する「ゆうきプログラム」の一例>
活動前エクササイズ・・・・・・・ゆうき基本体操 4体操
活動後・就寝前エクササイズ・・・ひざ・股関節・腰・足関節の8の字ゆらし 
                    足の横上げ
                    弓ぞり運動
                    パワースリップ

末期
<主な症状>
・安静時でも激しい痛みがある、もしくは全く痛みがなくなる
・日常生活動作に支障をきたしている
・股関節が硬い
・歩行が困難(ひざを内側に入れて歩くことが多く、長距離は歩きづらい)
・筋力が落ちてお尻や太ももが細くなっている
・左右の足の脚長差が激しい
・脚長差および太もも周径の左右差が激しい
・大転子(太ももの外側にある出っ張った骨)が関節からはみ出て脱臼したようになっている
・悪い状態で症状が固定化している

<痛む場所>
・鼠経部、股関節の外側、お尻から足首まで、太もも周囲全体、すねの骨の横側

<一般的な治療の一例>
手術(人工股関節置換術)

<対応する「ゆうきプログラム」の一例>
ゆうき基本体操 4体操
仙腸関節調整法
腰・股関節・膝・足関節の8の字ゆらし
足の横上げ
弓ぞり


各筋力体操
爪切りや靴下を履きやすくするための運動等、日常動作における指導

☆手術が決まった方には、術前・術後のリハビリ指導も行っています。

<手術2〜3ヶ月前から行うリハビリ指導>
手術を担当する医師に術式や切開部を聞いた上で、予想される筋力低下などに対し、対応する運動法を指導します。また、ゆうき基本体操による骨盤調整・脚長差・腰仙関節の調整を行います。

<退院3ヶ月後〜のリハビリ指導>
術後にお困りの歩行や生活動作におけるアドバイス、運動指導、また手術をしていない方の足まで悪くさせないための運動指導を行います。

お問い合わせの多いご相談

Q.股関節周囲に痛みを感じて診察を受けたところ臼蓋形成不全と言われ、進行すれば手術と言われました。ほかに方法はないでしょうか。A.当院が指導している「ゆうきプログラム」は股関節疾患の有効な運動療法の1つで、あなたの人生設計に合った股関節痛との付き合い方を可能にします。痛みの緩和、可動域の拡大、さらに動作をスムーズにするようなプログラムになっているので、ぜひ一度、体験し実感してください。

Q.股関節に鋭い痛みが走ります。
A.まずは股関節専門医を受診してください。その結果によって、さまざまな治療法が考えられます。早急な手術を必要とする状態でなければ、関節腔の拡大、じん帯・関節包の調整、上下関節の治療により、改善する可能性が高いと考えられます。
※通常、手術の必要がない痛みは2〜3ヶ月程度で自然に軽減する例が多いようです。

Q.動くと股関節から音がします。
A.股関節の音は大別すると3種類あり、原因として以下の可能性が考えられます。
1.ポキポキ・・・じん帯・腱・関節包の音
2.コツン・・・・骨頭が臼蓋に接触する音
3.グキグキ・・・軟骨に損傷を与えている音
私どもは音が発生する原因を治療し、みなさまに不安のない生活を送っていただけるよう努めています。
例えば、コツンコツンという音であれば大腿骨頭じん帯のゆるみが原因ではないかと考え、大腿骨頭じん帯を強化するための体操を指導させていただきます。
まずは股関節専門の病院を受診し、原因を特定することをおすすめします。

Q.股関節の手術を決意しました。何か準備することはありますか?
A.「ゆうきプログラム」には、手術前リハビリ(術前1〜3ヶ月前に行う)、手術後リハビリ(術後3ヶ月〜開始)があります。
これらを行っていただくことで手術に対する不安の払拭と早期の社会復帰が可能になり、喜んでいただいています。また、当院のリハビリを実践した方からは、「リハビリ時の痛みが少ない」という感想もいただいています。

Q.以前、股関節の手術を受けましたが、治療していただけますか?
A.私どもは、手術した足は長持ちするように、手術をしていない方の足は手術しなくてもいいように治療を行っています。さらに、手術を行ったあと発生しやすい腰痛(脊柱管狭窄症の発症)の予防や緩和を目的とした治療も行っているので、ぜひご来院ください。
また、手術したあと再び足の痛みが出てきてしまった人には、再手術を行わず痛みを緩和する運動療法を指導しています。

Q.左右の足の長さに差が出てきて、片方の足だけ痩せてきました。さらに、骨盤もゆがんでいるように思います。治療は可能ですか?
A.脚長差の調整と骨盤調整は当院の治療の基本であり、私どもが最も得意としているところです。これらを正常に近づけた上で、独自に考案した各手技・手法による治療を行います。
なお、手術の際は意図的に脚長差を揃えない場合がありますが、骨盤を調整することで脚長差はかなり修正されます。これにより反対の足(手術をしていない足)の手術を回避したり、腰痛を予防したりすることに役立ちます。

Q.先天性の股関節疾患を持っています。治療は可能ですか?
A.当院に来院される股関節患者の約37%が、先天性疾患をお持ちの方です。その方の病状によって違いますが、「ゆうきプログラム」を実践することで約9割の方が手術を延期し、プログラムを継続していらっしゃいます。
ただし、手術をした方がよいと判断した場合は、高度な技術を持つ医師を紹介するので、ご安心ください

Q.変形性股関節症と言われていますが、手術しか治す方法はないのでしょうか?
手術を回避することは可能ですか?

A.当院に来られた股関節患者2万8000名のうち、来院時に「手術した方がよいと考えます」とお話した人はおよそ14%、残り86%の患者さんには「とにかく一緒にがんばってみましょう」とお話しています。
幸いにも、現在「ゆうきプログラム」を続けている方の94%が手術を回避できています。これはひとえに患者さん自身の努力のたまものです。

Q.変形性股関節症の『末期』と言われましたが、治療はできますか?手術を受けたほうがよいでしょうか?A.変形性股関節症は初期・進行期・末期に区分されますが、「ゆうきプログラム」は各段階において有効な治療法です。
・初期…早期に驚くほどの効果が実感できます。
・進行期…痛みが最も激しい期間ですが、痛みをやわらげる運動法と可動域を拡大する運動法により、各種学会でも高い評価を得た効果が期待できます。
・末期…軟骨がほとんどなくなり、脱臼の様相を示している段階です。しかしながら、痛みはほとんどなくなる時期でもあります。この段階の患者さんからのご相談が最も多く、当院では各患者さんのライフスタイルに合わせたプログラムを指導しています。

当院の股関節治療の対象疾患

【1】一次性変形性股関節症
【2】二次性変形性股関節症
【3】手術前リハビリ(手術準備のための股関節運動療法)
【4-1】変形性股関節症の手術後リハビリ
【4-2】手術をした方の股関節の筋力の保護・強化に対する治療(股関節運動療法)
【4-3】手術をしていない股関節の治療
【4-4】左右の筋力バランスの治療
【5】高齢者の大腿骨頸部骨折後のリハビリ治療
【6】股関節に悩みを持つ方の産前股関節痛・産後股関節痛、臨月による股関節痛の治療および指導
【7】思春期から若年層までの治療(先天性股関節脱臼等やその他股関節に悩みを持っている方)
【7-1】高校・大学進学といった親元を離れるタイミングでの治療
【7-2】就職試験前の治療
【7-3】結婚前の治療
【7-4】出産前後の治療

当院では、上記のような治療のタイミングと各個人のライフスタイルに合わせて、それぞれに対応する治療を行っています。
近年は、手術前・手術後の方々、また大学入学前、就職試験前、結婚前、出産前の方々のご相談や治療が急増しています。

なお、以下の疾患や病状・病態においては治療をお断りし、高度な技術を持つ専門医を紹介しています。
【1】大腿骨頭壊死の方
【2】進行が著しいリウマチの方
【3】急速破壊性関節炎の方 など

変形性股関節症および先天性股関節脱臼について

【1】一次性変形性股関節症(原因の推測ができない変形性股関節症)
この疾患は、仕事・趣味・スポーツ・生活といった各個人の日常生活動作が発症の原因ではないかと考えます。
偏った動きや偏った筋力の強化は、荷重点を正常な位置から移動させ、筋力バランスをくずします。それが一部の症状のみならず、身体全体の症状や病状の悪化につながり、痛みや可動域の制限を引き起こすと推測します。

【2】二次性変形性股関節疾患(ある程度原因が特定できる変形性股関節症)
原因がわかっている変形性股関節疾患で、先天性股関節脱臼のことです。
先天性の股関節脱臼と診断された患者さんで、当院で治療しているのは16歳以上の方のみです。なぜなら、16歳以下は人生最大の成長期で、どのような骨の成長が見込めるかは未知数なので、責任を持った治療ができないためです。
ただし、16歳以下であっても生活や運動の指導はさせていただきますので、ご相談ください。
※治療実績/約4800人

<先天性股関節脱臼の既往歴がある方へ>
⚫︎「筋力をつけなければいけない」という意識が強すぎて、かなりハードな運動をしている方が多く、35歳前後にその反動がみられます。
⚫︎来院者の中で実践している人の多かったスポーツは、以下の通りです。
(女性の場合)@卓球 Aテニス Bバトミントン C陸上 
(男性の場合)@野球 Aテニス B武道 C陸上
青年期にこのような運動をしていた方で、特に先天性股関節脱臼の既往歴がある方は、近くの医療機関や民間療法に頼るだけではなく、股関節に痛みや違和感が発生する前に、股関節の専門医や専門的な知識のある治療家に相談することをおすすめします。早急な対応があなたの股関節を守ります。
⚫︎股間節の運動療法…股間節の筋力強化および股間節のストレッチ

股関節手術後の痛みや不定愁訴は自分で治せる

最近は、股関節手術後の来院者が急激に増加しています。目的は、

@手術後の痛みとこわばり、または可動域の減少による日常生活における不便さの解消
A再手術の予防
B精神的な不定愁訴の解消
C手術をしていない方の足まで悪くなることの予防
片方の足を手術すると、多くの方が3〜4年以内に手術をしていない方の足まで痛み始め、結局、反対の足も手術が必要となるケースが多いようです。

骨頭回転骨切術(骨切り術やキアリ骨盤骨切術)、人工関節全置換術および部分置換術、関節唇の手術など、股関節の代表的な手術をした方々が来院されています。

当院がめざす股関節治療とは

当院では主に一次性、二次性の変形性股関節症を治療対象としており、“ひざ関節や股関節の治療は自分でできる”という理念に基づき、保存療法(温存治療)として運動法の指導をさせていただいています。

症状として多いのは
股関節の痛み、股関節の活動域の制限、さらに肩こり・腰痛・ひざ痛・足関節痛といった全身症状がみられる方です。

電話予約の際、9割の方が「治りますか?」と尋ねられます。その際、当院では「治りません」と返答します。すると、電話の向こうからはため息とともに、「股関節専門の治療院なのになぜ?」といった驚きと怒りに満ちた声が飛んできます。
ですが、当院は専門家だからこそ、「治らない」とお答えしているのです。

例えば、臼蓋形成が正常ではない股関節に対して、当院では大腿骨頭のかぶりを深くすることはできません。また、大腿骨頸部角を正常に戻したりすることも不可能です。無いもの・失ったものを元の正常な形にすることができない以上、無責任に「治ります」などと言うことはできないのです。

しかしながら、現在残っている正常な部位を利用して、元の健康な状態に近づけることは可能です。それが、私どもが行っている股関節治療です。

具体的に言うと、
【1】体重がかかる点(荷重点)を調整することにより、日常の生活動作によって発生するゆがみを少なくし、股関節疾患の発症予防や早期回復を可能にします<荷重点の調整>

【2】下肢の筋力バランスを調整することにより、歩行の距離を伸ばしたり、関節へのダメージを少なくします<筋力間バランスの調整>

【3】関節腔の拡大法と8の字ゆらしにより、関節活動域の拡大と動きの安定を図り、痛みを軽減します<じん帯関節包の調整と可動域拡大>。

【4】関節は連動・連鎖・連携して動作等を行っているため、例えば股関節が損傷すると、ひざや腰にも痛みが生じます。そこで、治療においては股関節だけでなく、上下の関節の調整も行います

【5】痛みのある側の股関節の治療のみでなく、現在痛みが発症していない側の股関節に対しても、痛みを未然に防ぐためのストレッチ等を指導しています。
これはスポーツ等による股関節疾患を未然に防ぐために行うケースもあります。
ただし、ストレッチを行う前には必ず関節セラピーを行う必要があります。関節セラピーとは、痛みのない最大限の関節可動域を可能にするために、当院が独自でつくりあげた治療法です

以上により、股関節痛の軽減と活動域の拡大を可能にし、日常生活を健康時に近づけることが、当院の股関節治療の主たる目的です。

治療を受けた患者さんには痛みの軽減と活動域の拡大を実感していただいています。しかし、それは治癒ではなく、あくまで手術の延期、あわよくば手術の回避を目指すものです。治療を行う際は、患者さんの“手術の旬”も考慮しなくてはなりません。

当院では、原則として医師の診断に基づき治療を行っています。股関節の専門医を受診していない方には、実績と経験のある股関節専門医の情報を提供させていただいています。
ご本人にとって一番よい方法を模索し、患者・医師・当院の三者で話し合って治療方針を決定しているので、安心してご相談ください。

症状別おすすめ「ゆうきプログラム」

★爪切りや靴下を履く動作が困難な方へのワンポイントエクササイズ


片ひざを支点にして内回り20回、外回り20回
股関節疾患の場合は小さく回します。



★上半身を起こしての膝の左右倒し
上向きで上半身を起こし、両足を揃えて伸ばした状態から
両ひざをできるだけ深く曲げます。
揃えたひざをできるだけ小さく左右に10往復倒します。
壁にもたれて行っていただくと、やりやすいです。



★爪切りや靴下を履く動作をやりやすくする方法
上半身を起こし、両ひざを深く曲げます。
爪が切れない方の足を、もう一方の足のひざ下に通し、軽く引き寄せます。この状態で爪切りをしたり、靴下を履いたりしてください。
*痛みを我慢して行わないでください。
※お姉さん座りで爪切りをしたり靴下を履いたりする動作は、股関節に悪影響を与えるので控えてください。




法律上許可なくプログラムの無断転写、複写を禁ずる。


自分で治す! 椅子からの立ち上がり(ゆうきプログラムH-107)

★椅子からの立ち上がりが困難な方へのワンポイントエクササイズ






椅子に座ってつま先を立て、足指の裏を床に固定します。
そのままの姿勢で、ひざを揃えて大きく早く8往復左右に振ります。

注意点
・血圧が高かったり、めまい、ふらつきがある場合、また熱や悪寒を感じる等の体調不良時は体操を行わないでください。
・いずれの体操も痛みが出た場合は中止してください。痛みが軽くなるか、もしくは痛みがなくなったら再開してください。
・回数は必ず守ってください。
・ベッドの上など転落・転倒・滑りなどの可能性がある場所で体操を行う場合は、安全面に十分に配慮して行ってください。

※法律上許可なくプログラムの無断転写、複写を禁ずる。

※ご注意ください! 大阪 ゆうき指圧

最近、当院でゆうきプログラムを勉強したと公言する治療院が増えております。
当院でゆうきプログラムを勉強した方々には、A4サイズの認定証を発行しております。その有無をお確かめになってから治療して頂きますようくれぐれもご注意ください。

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診療時間9:00〜17:00
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