生活習慣病(メタボリックシンドローム)に対し人間ドックがあるならば、生活動作病(ロコモティブシンドローム)には、なぜドックが現在までなかったのでしょうか?そこで私どもは、ロコモティブシンドロームドック、略して“ロコモドック”を提案し、運動機能における予防と認識の向上をめざすことをお勧めします。

具体的内容としましては
 1 画像診断(X線検査・MRI・超音波)
 2 血液検査
 3 関節可動域検査
 4 筋力検査
 5 姿勢・動作・歩行
以上の点を全身にわたって検査し、現状ならびにこれから起こりうるであろう症状・疾患・病名を推測し皆さんの健康寿命にお役立ていただきたいと考えます。
私どもは、15年前より上記の考えに基づき様々な研究を重ねてまいりました。その結果考え出したのが、ロコモドックです。
現在の状況を知り、将来起こりうるであろう身体の変調を推測し、より悩みや不安感の無い健康な生活を送ることを可能にいたします。

実際の計測法は、半年から1年に1回を目途にして、
1、関節可動域に関して、各標準的可動域の測定
2、筋力測定におきましては、実測における筋力評価
3、姿勢・動作・歩行におきましては、運動学における各関節の連動性とリズム、さらにバランスを評価
以上の評価、実測に関しては、頸椎、肩関節、肘関節、腕関節、胸椎、腰椎、骨盤、股関節、ひざ関節、足関節といった人体を構成する全身の関節の動きと、それを補助する筋肉をうまく連動させた姿勢、動作、歩行の観察と医師におけるメディカルチェックを行いトータル的な評価を行います。