膝関節疾患は国民病であり、日本人の2000万人程度が悩まされているようです。また腰痛では4000万人、股関節痛では300万〜400万人と言われています。

上記のごとく、中高年から高齢者にかけての皆様方におきましては、様々な原因で下肢の機能不全や関節痛に悩まされております。
そこで私の提案ですが、当院来院者およそ3万余名からの聞き取りから(感覚的な要素もありますが)、上記疾患の発症時期は40歳前後と考えられます。

そこで40歳前後にメタボリックシンドロームにおける成人病健診と同時に、脊椎・骨盤・股関節・膝関節のX線検査等を行い、ご自身の関節について知ることをお勧め致します。

腰部・ひざ・股関節における手術を少しでも回避出来るように、あらゆる面において予防を考える必要があるのではないでしょうか?

すなわち、予防医学としてのロコモ・成人病検査を行って頂きたく今回提唱致します。

(追)上記の数字は様々な統計を一部抜粋したものです。